時間浪肺(ろうひ)の日々

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著者について

楊振誠(ヤン.ゼンチェン)

Hi!僕の名前は阿誠(アー・チェン)、台湾の桃園県中壢の出身。大学では放送芸術を勉強し、夢を実現させたドリーマー。生まれ育った町から、兵役後、勇気を出して、バイクで台湾一周をしたこの1年。それはまるで幻のような旅路でした。まったく思いもよらず、大地に根ざすことになった僕は、大地から決して離れられなくなってしまいました。同年代の友人たちが汗水流して働き、お金を稼いでいる傍ら、旅の途上にいた僕は、お金では買えないものがこの世界にはたくさんあることに気づいたのです。この大地の上で生きている君。じゃあ君はこの大地を熱く抱きしめたことがありますか?この旅を通して、僕の未来は、大地とは切り離せない、自給自足と半農半Xの生活に向かって歩み始めたのです。

2013年に屏東枋寮というところで、釘を使わない日本の仕口工法の建築を勉強しました。家はまるで、一番外側の皮膚であるかのように人を保護してくれるものです。コンクリートの家は常に湿度がこもりがちで蒸し暑いですが、自然建築は、またの名を呼吸する家と呼ばれています。そのため、この伝統技法を学ぶことにしました。先人の知恵は、いつもシンプルでありながら実用的で、仕口工法の建築は研究に値する自然に優しいエコ建築なのです。ゴミをまったく出さないゴミゼロの「半農半X」の生活を将来の最終目標として前進しています。万物の循環が回復し、はじめて「半農半X」は真の価値を持つといえるのです。

内容紹介

『時間浪肺(ろうひ)の日々』

ファームステイと聞けば、皆さんは海外のオーストラリアでのワーキングホリデーをすぐにイメージするかもしれません。しかし、誠ちゃんは台湾本土にて「ファームステイ住み込み」をしながら台湾島一周を成し遂げました。誇るべき宝の島を踏みしめながら、高い山の上で叫び、猟師に同行してサンケイの道を歩き、またある時は海底の世界を眺めるなど、様々なライフスタイルを経験しました。自然農法に触れ、渓流をくだり、雨水を集め、伝統的な竈作りの方法まで、阿誠(アー・チェン)は自らの視点で記録をしています。そして同時に、すべての人がそれぞれの場所で、土地の風景に隠された宝物を見つけられることを願っています。

阿誠は、一見すると実現不可能と思える島一周の夢をかなえました。夢―それは一歩ずつ歩み進める人生の旅です。そして身体を張って行動し体験したものこそが、本当の意味で、その人の血となり肉となるのです。阿誠は道すがら友を得て、ともに励まし合い、楽しみを分かち合います。阿誠の素朴で真面目な心を通して、あなたも阿誠の見た大地に近づくことができるでしょう。阿誠の軌跡と体験を通して、自分の中にある「勇敢な心」に気づき、夢に向かって突き進むことができるでしょう!がんばれ!あなたもきっと自分の夢を叶えられます。夢が大発見をもたらし、その発見によって人生は楽しさに満ちあふれることでしょう!